テーマ:ユダヤ人/ユダヤ教

シオニズム研究の決定版! 臼杵陽監修、赤尾光春・早尾貴紀編『シオニズムの解剖』(人文書院)

臼杵陽監修、赤尾光春・早尾貴紀編『シオニズムの解剖ーー現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院、2011年)  私も企画から関わり、編集・執筆した『シオニズムの解剖ーー現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院)が刊行されました。シオニズムに関する日本語圏での初めての総合的な論…
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ボヤーリン兄弟に続いて、シオニズムに抵抗するユダヤ教解釈、ラブキン『トーラーの名において』

ヤコヴ・ラブキン『トーラーの名において――シオニズムに対するユダヤ人の抵抗の歴史』、菅野賢治訳、平凡社、2010年  以前からここで紹介してきた、ボヤーリン兄弟による『ディアスポラの力』(赤尾・早尾訳、平凡社、2008年)も、ユダヤ教に内在するユダヤ人国家否定の思想を、ディアスポラ主義へと昇華させたものであったが、同じ平凡…
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ユダヤ人、ホロコースト、イスラエル、、、『プリーモ・レーヴィは語る』

マルコ・ベルポリーティ編『プリーモ・レーヴィは語る――言葉・記憶・希望』多木陽介訳、青土社、2002年  最近、サラ・ロイの『ホロコーストからガザへ』の重版が出たので、重版にあたって文章をチェックしながら再読。そこでロイと対談をしている徐さんが論及していた、プリーモ・レーヴィ最後のインタヴューが収録されているのがこれ。 …
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サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(青土社)、重版!!

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(岡真理・小田切拓・早尾貴紀=編訳、青土社、2009年)  昨年末に編訳刊行した、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』が、刊行から3ヶ月ほどで重版に入りました!  あまり大きな話題になっていないようなので、そんなに売れてないだろうと懸念はしていたのですが、そう…
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今日の朝日新聞の書評で、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』が取り上げられました

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』 (岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社、2009年、2600円)  年末に編訳・刊行した、サラ・ロイの本が、今日の朝日新聞の書評面で取り上げられました。評者は小杉泰氏。  コンパクトにポイントを紹介していただき、最後に、「編訳者の丁寧な解説もあって読み…
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エルサレムで聖書についての対談を読む――これは池澤夏樹ではなく秋吉輝雄の本だろう

池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』小学館、2009年  パレスチナ/イスラエルでの移動中、中途半端に空いた時間などに、この本を読んだ。  これは、オビに名前の出ている、碩学・秋吉輝雄の本である、というべきである。  著者として名前を出さないのは、本人が固辞したからだろうか。  それにしても、これが池澤…
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サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(青土社)、刊行です

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』 (岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社、2009年、2600円)  今年3月に招聘したサラ・ロイさんの来日講演・対談・インタヴューをもとに編集しました。  昨年11月に招聘を決めた直後、12月末から今年1月にかけてイスラエルがガザ地区を猛烈に攻撃、…
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イスラエルが建国失敗しユダヤ人が再ディアスポラした世界で――小説『ユダヤ警官同盟』(新潮文庫)

マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟(上・下)』、黒原敏行訳、新潮文庫、2009年  新潮文庫の海外翻訳ものハードボイルド小説の新刊。  設定がものすごい。1948年に建国されたイスラエルは中東戦争に敗北し滅亡。ユダヤ人の離散がさらに開始された。そのなかで、アメリカ・アラスカ州沿岸のバラノフ島にユダヤ人入植地が建設され、…
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ローゼンツヴァイク『救済の星』の格好の副読本、村岡晋一『対話の哲学』(選書メチエ)

村岡晋一著、『対話の哲学――ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜』、講談社選書メチエ、2008年  前回書いたように、ローゼンツヴァイク『救済の星』(みすず書房)が刊行されたわけだが、このある意味難解な大著の書かれた、背景、意義、解釈可能性などについて、訳者の中心人物である村岡晋一氏が、選書を書いている。  まず、ドイツ・…
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執筆から90年、ローゼンツヴァイクの大著『救済の星』がとうとう完訳刊行!

フランツ・ローゼンツヴァイク、『救済の星』、 村岡晋一・細見和之・小須田健=訳、みすず書房、2009年  ドイツ・ユダヤ人の思想家フランツ・ローゼンツヴァイクの主著であり、原書で500頁、翻訳で700頁に達する大著だ。1919年に原稿が完成したので(刊行は21年)、ちょうど今年が90年目になる。  本書の裏表紙にもある…
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イスラエル国家についての正確でかつバランスのとれた「教科書」――臼杵陽『イスラエル』岩波新書

臼杵陽、『イスラエル』、岩波新書、2009年  現代イスラエル国家の成り立ちについて、ここまで正確な記述で全体像を描くことができる研究者は、日本語圏ではやはり臼杵陽氏をおいてほかにはいないと思う。新書というコンパクトさにしては、たいへんに詳細な事実の積み上げが通史的になされており、かつその積み上げが全体像を浮かび上がらせる…
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排他的ナショナリズムのはざまで消滅したユダヤ人共同体の歴史――野村真理『ガリツィアのユダヤ人』

野村真理、『ガリツィアのユダヤ人――ポーランド人とウクライナ人のはざまで』、人文書院、2008年  「歴史家」野村真理氏の最新の著作である。最近になって、著者と面識ができたが、しかし、私自身の問題関心と野村さんの仕事との接点は、15年ほどさかのぼり、大学の学部生の頃から野村さんの仕事によって勉強させられてきたと言ってもいい…
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『思想』でレオ・シュトラウスの画期的特集!

『思想』(岩波書店)2008年10月号 「総特集:レオシュトラウスの思想」  〈9・11〉以降、「ネオコンのイデオローグ」などという妙な注目を浴びた政治思想家、レオ・シュトラウス。しかし、思想史の分野では、古代ギリシャ思想、中世イスラーム思想、近世のホッブズやスピノザについて論じ、そして同じドイツ系ユダヤ人として、ヘルマ…
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ユダヤ人と宗教と国家をめぐる広範な論集『ユダヤ人と国民国家』

市川裕、臼杵陽、大塚和夫、手島勲矢(編)『ユダヤ人と国民国家――「政教分離」を再考する』岩波書店、2008年  本書は、古代から現代にいたるまで、それぞれの専門家がそれぞれの切り口で、ユダヤ人/ユダヤ教、と、民族/国家との関係をかなり広く考察したもの。なので、狭い意味で、現代の「国民国家」や「政教分離」との関係に縛られたも…
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書評誌二紙がボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』をとりあげるーー合田正人氏と上野俊哉氏

ジョナサン・ボヤーリン、ダニエル・ボヤーリン(著) 『ディアスポラの力ーーユダヤ文化の今日性をめぐる試論』  赤尾光春・早尾貴紀(訳)、平凡社、2008年  刊行してすぐにここに案内を出したボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』ですが、、『図書新聞』9月6日号と『週刊読書人』9月12日号で扱われました!   …
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書評専門誌で早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだ』をとりあげていただきました

 書評専門誌2つ、『週刊読書人』および『図書新聞』で早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだーー民族/国民のアポリア』(青土社、2008年)を取り上げていただきました。  週刊読書人(08年6月20日号)では、合田正人氏が、『イラン・パペ、パレスチナを語る』(柘植書房新社、2008年)とあわせて書評をしてくださいました。私自身…
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ユダヤ・ディアスポラの普遍化可能性に向けてーーボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』

ジョナサン・ボヤーリン、ダニエル・ボヤーリン(著) 『ディアスポラの力ーーユダヤ文化の今日性をめぐる試論』  赤尾光春・早尾貴紀(訳)、平凡社、2008年  (スキャナの関係で黄色っぽく見えますが、↑ 現物はもっと緑色に近いです。)  とうとう出ました、日本で初紹介となるボヤーリン兄弟のユダヤ・ディアスポラ論! …
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「ユダヤ人」としてのアイデンティティを「国家」思想から引き剥がす思想形成の旅

ルティ・ジョスコヴィッツ『(増補新版)私のなかの「ユダヤ人」』(現代企画室、2007年)  この本には、人がどこかの国の「国民」であるとはどういうことかについて書かれてあります。私たちは自分のことを「日本人」だと信じてめったに疑いませんが、そうことは単純ではないのだ、ということをこの本は気づかせてくれます。  ルティさん…
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