テーマ:生命倫理

本人意思確認なしの脳死・臓器移植ーー恐ろしい社会の到来

森岡正博、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』、勁草書房、2001年 立岩真也、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』、青土社、2000年  とうとう本人の同意なしの脳死・臓器移植が始まりました。とんでもない恐ろしい社会の到来です。  まだ若い自分の子どもが突然の交通事故で瀕死の重体になっ…
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「妊娠」そのものが直接的に個々人に迫る生命倫理的な問いかけ――『妊娠』(洛北出版)

柘植あづみ、菅野摂子、石黒眞里『妊娠――あなたの妊娠と出生前検査の経験をおしえてください』洛北出版、2009年  前回記事が妊娠関係だったこともあり、今度はまさに『妊娠』。これはいろいろな意味で破格の本です。  出版社は、洛北出版。これまでアルフォンソ・リンギスの翻訳や、梅木達郎『支配なき公共性』、廣瀬純『シネキャピタル…
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脳死者が切り捨てられた。では脳性マヒは?――横塚晃一『母よ! 殺すな』/立岩真也『自由の平等』

横塚晃一、『母よ! 殺すな』、生活書院、2007年  本書の著者・横塚晃一氏は、脳性マヒ者だった。1935年に生まれ、70年代を通じて、障害者運動・自立生活運動の「青い芝の会」を牽引した。78年に逝去。享年42歳。  本書は、彼が会報・機関誌に書いたもの(口述筆記)や講演録をまとめたかたちで、生前の1975年に刊行された…
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臓器移植法案可決に際して、自己決定/代理決定について考える――立岩真也『弱くある自由へ』、他

立岩真也、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』、青土社、2000年  再度、一昨日の脳死・臓器移植法案の衆院での可決の機会に書いておきたい。  脳死を人の死と事実上認定する案が、多数決で大差で可決されてしまった。これで、生前における本人の意思の確認を必要とせずに、医者が家族の同意を取り付けて、脳死状態とみなさ…
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心底寒気を覚える脳死臓器移植法案可決という事態――森岡正博『生命学に何ができるか』

森岡正博、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』、勁草書房、2001年  今日、衆議院で臓器移植法「改正」案のうち、A案が可決されました。  僕は最初に書いておけば、脳死を人の死と定義することについても、脳死臓器移植そのものについても、反対です。なので、A~D案のどれがマシということではなく、そのいずれ…
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