テーマ:パレスチナ/イスラエル

シオニズム研究の決定版! 臼杵陽監修、赤尾光春・早尾貴紀編『シオニズムの解剖』(人文書院)

臼杵陽監修、赤尾光春・早尾貴紀編『シオニズムの解剖ーー現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院、2011年)  私も企画から関わり、編集・執筆した『シオニズムの解剖ーー現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院)が刊行されました。シオニズムに関する日本語圏での初めての総合的な論…
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上山安敏『ブーバーとショーレム――ユダヤの思想とその運命』岩波書店

上山安敏『ブーバーとショーレム――ユダヤの思想とその運命』岩波書店、2009年  先日初めて、あるシンポジウムで著者にお目にかかりました。ご高齢にもかかわらず、というか、年齢を感じさせない、旺盛な学究心と執筆力に感服しました。  本書は、私の『ユダヤとイスラエルのあいだ』(青土社)の問題意識と強く重なるものです。が、本書…
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ジャン・ジュネの伝説的な名ルポルタージュ、単行本となって刊行!『シャティーラの四時間』インスクリプト

ジャン・ジュネ『シャティーラの四時間』(鵜飼哲/梅木達郎=訳)、インスプリプト、2010年  昔の『インパクション』51号でしか読めなかった、ジュネ、伝説のルポルタージュ。インタヴューや関連資料やジュネ論を併せて、ついに一冊に。  1982年、イスラエルはレバノン侵攻。当時レバノンを拠点にイスラエルへの抵抗運動をして…
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パレスチナを象徴するハンダラ君(ナージー・アル・アリーの風刺漫画)、ついに刊行!

ナージー・アル・アリー『パレスチナに生まれて』、ジョー・サッコ序文、露木美奈子訳、藤田進監修、いそっぷ社、2010年  パレスチナに行くとあちこちに見られる、この男の子の後ろ姿「ハンダラ君」。壁に描かれたり、キーホルダーやペンダントに象られたり。  ハンダラ君は、風刺画家ナージー・アル・アリーが描いたパレスチナ難民のキャ…
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『〈鏡〉としてのパレスチナ』刊行記念シンポジウムーーイスラエルへの対抗言説から〈別の現実〉へ

ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉編 『〈鏡〉としてのパレスチナーーナクバから同時代を問う』   現代企画室、2010年5月刊行、2400円+税  ミーダーンが一年間かけて開催した連続セミナー「〈ナクバ60年〉を問う」が、編集・加筆を経て一冊となり刊行されました。たんにパレスチナ/イスラエルを多面的に論ずるだけ…
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メロン・ベンヴェニスティ氏、インタヴュー記事ーー『世界』7月号

メロン・ベンヴェニスティ氏「聖地エルサレムの一部として。」、インタヴューアー=小田切拓、翻訳協力=岡田泰平、『世界』(岩波書店)、2010年7月号  3月に東京大学UTCPの招きで来日した、イスラエルの政治学者メロン・ベンヴェニスティ氏のインタヴュー記事が『世界』7月号に発表されました。  インタヴューアーはジャーナリス…
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封鎖下のパレスチナ・ガザ地区へ物資を運ぶ支援船がイスラエル軍に襲撃、10人以上が死亡!

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(岡真理・小田切拓・早尾貴紀=編訳、青土社、2009年)  今日のニュース速報で、封鎖下にあるパレスチナ・ガザ地区に医療品や食糧や建築資材を積んだ支援船団が、イスラエル軍によって急襲され、少なくとも10人が死亡、数十人が負傷したとのこと。海外NGO・人権活動家が…
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ミーダーン編『〈鏡〉としてのパレスチナ――ナクバから同時代を問う』刊行!

ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉編 『〈鏡〉としてのパレスチナ――ナクバから同時代を問う』   現代企画室、2010年5月刊行  ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉が一年間継続させていた連続セミナー「〈ナクバ60年〉を問う」が、一冊の本のかたちで編集・刊行されました。  ミーダーン編になる本は、…
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ボヤーリン兄弟に続いて、シオニズムに抵抗するユダヤ教解釈、ラブキン『トーラーの名において』

ヤコヴ・ラブキン『トーラーの名において――シオニズムに対するユダヤ人の抵抗の歴史』、菅野賢治訳、平凡社、2010年  以前からここで紹介してきた、ボヤーリン兄弟による『ディアスポラの力』(赤尾・早尾訳、平凡社、2008年)も、ユダヤ教に内在するユダヤ人国家否定の思想を、ディアスポラ主義へと昇華させたものであったが、同じ平凡…
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ユダヤ人、ホロコースト、イスラエル、、、『プリーモ・レーヴィは語る』

マルコ・ベルポリーティ編『プリーモ・レーヴィは語る――言葉・記憶・希望』多木陽介訳、青土社、2002年  最近、サラ・ロイの『ホロコーストからガザへ』の重版が出たので、重版にあたって文章をチェックしながら再読。そこでロイと対談をしている徐さんが論及していた、プリーモ・レーヴィ最後のインタヴューが収録されているのがこれ。 …
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サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(青土社)、重版!!

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(岡真理・小田切拓・早尾貴紀=編訳、青土社、2009年)  昨年末に編訳刊行した、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』が、刊行から3ヶ月ほどで重版に入りました!  あまり大きな話題になっていないようなので、そんなに売れてないだろうと懸念はしていたのですが、そう…
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上村英明氏の『知っていますか? アイヌ民族 一問一答(新版)』ーーベンヴェニスティ氏対談相手の本

上村英明、『知っていますか? アイヌ民族 一問一答(新版)』、解放出版社、2008年  前回紹介のイスラエルの政治学者、メロン・ベンヴェニスティ氏の来日講演・対談企画のなかで、対談相手をされるアイヌ・先住民族研究者、上村英明氏のアイヌ入門書。1993年初版のものを新たに刊行。序文に故・萱野茂氏。  基本的な歴史・文化・政…
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パレスチナ/アラブという現場から、文学の(無)力について――岡真理『アラブ、祈りとしての文学』

岡真理『アラブ、祈りとしての文学』、みすず書房、2008年  サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(青土社)の共編訳者でもある、岡真理さんのアラブ文学論です。とりわけ、パレスチナおよびジェンダーに軸足を強く置いています。各章ごとの主題も明確で、かつ、とても読みやすい文体ですので、一気に読めます。そもそもが書き下ろしの一冊と…
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『オルタ』09年11-12月号、特集「1989→:自由と民主化の神話」

『オルタ』09年11-12月号、特集「1989→:自由と民主化の神話」  『オルタ』2009年の最後の号は、「1989年」冷戦体制崩壊から20年を考える特集号でした。  僕も執筆しており、パレスチナ/イスラエルの「ポスト1989年」を考察しています。  結局、いまのパレスチナ情勢は、冷戦終焉も一要素としながら、その…
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今日の朝日新聞の書評で、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』が取り上げられました

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』 (岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社、2009年、2600円)  年末に編訳・刊行した、サラ・ロイの本が、今日の朝日新聞の書評面で取り上げられました。評者は小杉泰氏。  コンパクトにポイントを紹介していただき、最後に、「編訳者の丁寧な解説もあって読み…
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エルサレムで聖書についての対談を読む――これは池澤夏樹ではなく秋吉輝雄の本だろう

池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』小学館、2009年  パレスチナ/イスラエルでの移動中、中途半端に空いた時間などに、この本を読んだ。  これは、オビに名前の出ている、碩学・秋吉輝雄の本である、というべきである。  著者として名前を出さないのは、本人が固辞したからだろうか。  それにしても、これが池澤…
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ベツレヘムで『ベツレヘムの密告者』を読む/「コラボレーター」を描くことの難しさ

マット・ベイノン・リース『ベツレヘムの密告者』小林淳子訳、ラムダムハウス講談社文庫、2009年  数日ベツレヘムに滞在する機会があり、もってきていた日本語の文庫を、夜中に読む。半ば偶然、半ば選んだように、『ベツレヘムの密告者』。  エルサレム駐在の記者が、実際にあった事件への取材をもとに、しかしジャーナリズムでは描けない…
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ガザ虐殺を繰り返させないための共同声明ーーぜひご協力を!

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』 (岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社、2009年、2600円)  今日、12月27日は、イスラエルによる「ガザ戦争」開始からちょうど1年です。  しかし、目に見える大規模空爆でも怒らないかぎり、人びとの関心はすうーっと引いていきます。そしてまた虐殺が…
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『世界』1月号にサラ・ロイ氏のインタヴュー記事ーー「ガザが語る「虚構」の和平」

サラ・ロイ(インタヴュー/構成=小田切拓) 「ガザが語る「虚構」の和平」(『世界』2010年1月号)  先日案内をだした、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社)の第一部第三章「「対テロ戦争」と二つの回廊」と相補的な内容をなす重要インタヴュー。書籍の共編訳…
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サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(青土社)、刊行です

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』 (岡真理、小田切拓、早尾貴紀=編訳、青土社、2009年、2600円)  今年3月に招聘したサラ・ロイさんの来日講演・対談・インタヴューをもとに編集しました。  昨年11月に招聘を決めた直後、12月末から今年1月にかけてイスラエルがガザ地区を猛烈に攻撃、…
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【「元祖ディアスポラ」のユダヤと中東パレスチナ問題を考える11冊】ーーブックリスト・5/7

【「元祖ディアスポラ」のユダヤと中東パレスチナ問題を考える11冊】/「ディアスポラ」から世界を読み直すためのブックリスト・増補改訂の77冊  ディアスポラ・ブックリスト7項目各11冊の第5段は、【「元祖ディアスポラ」のユダヤと中東パレスチナ問題を考える11冊】。そもそもディアスポラへの問いは、ボヤーリン兄弟『ディアスポラの…
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訃報:マサオ・ミヨシ氏、佐藤レオ氏、、、「抵抗」を問い、求めた人たち

マサオ・ミヨシ、吉本光宏、『抵抗の場へ――あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る』、洛北出版、2007年  以前ここでも取り上げたことのあるマサオ・ミヨシ氏が亡くなりました。  『抵抗の場へ――あらゆる境界を越えるために』というインタヴュー集が洛北出版から出ています。  戦争体験、アメリカ移住、反戦運動、…
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〈9・11〉から8年を期にもう一冊、ジルベール・アシュカル『中東の永続的動乱』つげ書房新社

ジルベール・アシュカル『中東の永続的動乱――イスラム原理主義、パレスチナ民族自決、湾岸・イラク戦争』、岩田敏行(編)、つげ書房新社、2008年  レバノン出身の国際政治学者、ジルベール・アシュカルの時事評論集。  2004年には『野蛮の衝突――なぜ21世紀は、戦争とテロリズムの時代になったのか?』(作品社)も翻訳刊行され…
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中国からパレスチナ/イスラエルまで世界大で「哲学」する――中島隆博『哲学』岩波書店

中島隆博、『ヒューマニティーズ 哲学』、岩波書店、2009年  前回、「西洋哲学」関係の本を紹介したときに、プラトンとかアリストテレスとか「西洋」哲学なのかな、という疑問を提示しました。  大学制度のなかでは、あるいは一般的な用法では、ただ「哲学」と言うと、「西洋哲学」を主に意味することになっており、中国哲学とかインド哲…
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イスラエル国家についての正確でかつバランスのとれた「教科書」――臼杵陽『イスラエル』岩波新書

臼杵陽、『イスラエル』、岩波新書、2009年  現代イスラエル国家の成り立ちについて、ここまで正確な記述で全体像を描くことができる研究者は、日本語圏ではやはり臼杵陽氏をおいてほかにはいないと思う。新書というコンパクトさにしては、たいへんに詳細な事実の積み上げが通史的になされており、かつその積み上げが全体像を浮かび上がらせる…
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それでオバマ大統領は何を変えるのか?――『現代思想』3月号とチョムスキー記事の翻訳

『現代思想』2009年3月号特集「オバマは何を変えるか――新-新世界秩序」  ということで、前の記事で伝えましたように、ベネズエラのチャベス大統領がアメリカ合衆国のオバマ大統領に、ガレアーノ『収奪された大地』を贈ったとのこと。これを読んでオバマ氏はどう変わることができるのでしょうか? そもそも、これまでの読書遍歴にフラン…
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オバマ政権、ガザ侵攻、そして現代史のなかの沖縄――『けーし風』62号

『新沖縄フォーラム 〈季刊〉 けーし風(かじ)』第62号(2009年3月)  特集1:オバマ政権と沖縄  特集2:ガザが世界に問いかけているもの  沖縄発の季刊誌『けーし風(かじ)』の今号は、特集1が「オバマ政権と沖縄」、特集2が「ガザが世界に問いかけるもの――パレスチナと私たち」。今年のはじめから世界で注目を浴びた二…
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サイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』(青土社)、緊急出版

サイード・アブデルワーヘド、『ガザ通信』(岡真理+TUP訳、青土社、2009年)  12月末から1月中旬まで続いた、そしてその後も断続的に続くイスラエルのガザ地区攻撃のまっただなかから発信しつづけられた47通のメール。凄まじい空爆と陸上侵攻、理不尽に殺されていく近隣の人びとについて、生々しい言葉がつづられている。電気や水も…
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『ピープルズ・プラン研究』45号で「ガザ大虐殺」の小特集/大特集は「金融恐慌」

『季刊ピープルズ・プラン研究』45号(2009年冬号):特集「金融恐慌」/小特集「ガザ大虐殺」  ピープルズ・プラン研究所で出している雑誌『季刊ピープルズ・プラン』の45号(2009年冬)で、小特集「ガザ大虐殺」が組まれています。  メインの特集は「金融恐慌」目次はここ。  昨日紹介した『オルタ』の「恐慌前夜」もそうで…
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