テーマ:パレスチナ/イスラエル

ミーダーン連続セミナー「ポスト・アパルトヘイトの経験とイスラエル/パレスチナ」:峯陽一『南アフリカ』

峯陽一、『南アフリカ 「虹の国」への歩み』、岩波新書、1996年  私も一員であるところの、ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉で、南アフリカ共和国のアパルトヘイトの問題を参照としたセミナーを開催します。  報告者・対話者は、峯陽一氏と鵜飼哲氏。  イスラエルの対パレスチナ政策はしばしば「アパルトヘイト」と称…
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『週刊金曜日』1月16日号でガザ侵攻の記事掲載

『週刊金曜日』1月16日(734号)でイスラエルのガザ侵攻の記事  急遽、『週刊金曜日』に、イスラエルのガザ侵攻に関する記事を書きました。  短いものですが、この問題が、ハマスの側の停戦延長拒否にあるのではないということを明示したつもりです。  どうすれば分かりやすく伝えられるか悩みました。  掘り下げればどこま…
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イラン・パペ、ガザを語る――1948年から見直すガザ攻撃

イラン・パペ『イラン・パペ、パレスチナを語る  ――「民族浄化」から「橋渡しのナラティヴ」へ』   (ミーダーン編訳、柘植書房新社、2008年)  イスラエルの反シオニストの歴史家で、二年前に来日し、重要な講演をしていったイラン・パペ(Ilan Pappe)。  パペは歴史家としての立場から、折々にパレスチナ/イスラ…
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イスラエルのガザ侵攻に反対するイスラエル内の反シオニスト・グループ、「民主的行動機構」

刊行委員会編『パレスチナ/イスラエルの女たちは語る――オリーブがつくる平和へのオルタナティブ』、つげ書房新社、2002年  イスラエルのガザ侵攻のさなか、正月早々から、二つの記事を翻訳した。  ヤコブ・ベン・エフラート「ガザを支配するイスラエル」    ヤコブ・ベン・エフラート「ガザ戦争に対するイスラエルの責任」…
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「ガザ戦争」を期に「ハマスという選択」を再考する――エリック・アザン『占領ノート』の書評掲載

エリック・アザン、『占領ノート:一ユダヤ人が見たパレスチナの生活』、益岡賢訳、現代企画室、2008年 (制作協力:パレスチナ情報センター=安藤滋夫、ナブルス通信)  本書についてはここでも先に紹介しましたが、このたび『週刊読書人』の新年号に書評を掲載したので、再度取り上げます。  その書評では、4点にわたってコメン…
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12月3日、京都の研究会で話します――早尾貴紀「継続されるパレスチナのユダヤ化」

【イベント案内】 京都・さぼてん企画 「継続されるパレスチナのユダヤ化   ――シオニズムによる「民族」純化を考える」  自分が話をするイベントの案内です。  関西では初めてのことです。 *****以下、転送・転載歓迎*****  京都・さぼてん企画presents ■ 継続されるパレスチナのユダヤ…
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一出版人が簡潔に伝えるパレスチナ占領ーーエリック・アザン『占領ノート』

エリック・アザン、『占領ノート:一ユダヤ人が見たパレスチナの生活』、益岡賢訳、現代企画室、2008年 (制作協力:パレスチナ情報センター=安藤滋夫、ナブルス通信)  著者エリック・アザンは、ジャーナリストではない。フランスで出版社を経営している人だ。フランス語版でエドワード・サイードやムスタファ・バルグーティーなどによる…
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ユダヤ人と宗教と国家をめぐる広範な論集『ユダヤ人と国民国家』

市川裕、臼杵陽、大塚和夫、手島勲矢(編)『ユダヤ人と国民国家――「政教分離」を再考する』岩波書店、2008年  本書は、古代から現代にいたるまで、それぞれの専門家がそれぞれの切り口で、ユダヤ人/ユダヤ教、と、民族/国家との関係をかなり広く考察したもの。なので、狭い意味で、現代の「国民国家」や「政教分離」との関係に縛られたも…
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日本のODAとパレスチナ/イスラエル「開発」について考える――『徹底検証 ニッポンのODA』

村井吉敬(編著)『徹底検証 ニッポンのODA』(コモンズ、2006年)  先日、自分も関わっているミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉でやっているセミナーで、日本のODA事業「平和と繁栄の回廊」構想についてのセミナーがあった。  そこでは、パレスチナに行ったことがないという越田清和さんが、長くODAへの批判的提言を…
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オスロ合意直後に出たサイードの最重要時評集、15年後についに翻訳刊行!――『収奪のポリティックス』

エドワード・W・サイード、『収奪のポリティックス――アラブ・パレスチナ論集成1969-1994』、川田潤ほか訳、NTT出版、2008年  すでに、パレスチナ情報センターのサイトでも取り上げましたが(「オスロ合意から15年――エドワード・サイードの『収奪のポリティックス』を読もう」)、今度は、週刊読書人の10月24日号に書評…
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暴力/テロリズム論――熊野・麻生編『悪と暴力の倫理学』所収の拙論 

熊野純彦・麻生博之(編)、『悪と暴力の倫理学』、ナカニシヤ出版、2006年  とくに最近書いたとか読んだというわけではないのですが、ここ二回連続で、パレスチナ/イスラエルにおける「テロリズム」をテーマとする書籍を紹介していたので、そういえば自分でもそれについて論じたことがあったと思い、それもついでに紹介しておきます。  …
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タラル・アサドによる「自爆テロ」の思想史的・宗教史的分析

タラル・アサド『自爆テロ』、茢田信司訳、磯前順一解説、青土社、2008年 『宗教の系譜』(岩波書店)や『世俗の形成』(みすず書房)で近年、日本でも注目を集めている宗教思想史家タラル・アサドによる、テロリズム分析の書、とくにイスラエル/パレスチナにおける「自爆テロ」に焦点を当てた一冊。  第一章「テロ…
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パレスチナの「自爆テロ」を題材にした小説ーーヤスミナ・カドラ『テロル』

ヤスミナ・カドラ『テロル』、藤本優子訳、早川書房、2007年  本書は、ヨルダン川西岸地区出身でテルアヴィヴに住むパレスチナ人男性医師が主人公。その妻は、イスラエル北部ガリラヤ地方の村、コフル・カンナ出身のパレスチナ人女性。妻の方はもともとイスラエル国籍者であり、夫は西岸地区からイスラエル側に移住し、国籍を取得した「帰化者…
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民族を超えた愛は和平を築けるのか?ーー『ハビービー 私のパレスチナ』

ネオミ・シーハブ・ナイ『ハビービー 私のパレスチナ』、小泉純一訳、北星社、2008年  本書は、アメリカ系パレスチナ人女性の著者の体験をもとにした小説だ。著者は実際に、アメリカに移住したパレスチナ人の父親とアメリカ人の母親を両親にもち、14歳頃だった1966~67年にかけて一家でパレスチナ・エルサレム郊外に移住した経験があ…
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パレスチナの抵抗詩人、サミーハ・アル=カーシムの詩選集、アラビア語・英語対訳版

Samih Al-Qasim, Sadder Than Water, Ibis Edition, 2006  先日死去したパレスチナの抵抗詩人、マフムード・ダルウィーシュとともに、イスラエル領となったパレスチナのガリラヤ地方で活動してきた詩人、サミーハ・アル=カーシムのアラビア語・英語の対訳詩集。  このサイトでは原則と…
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パレスチナの詩人マフムード・ダルウィーシュ、逝去/詩集『壁に描く』

マフムード・ダルウィーシュ、『壁に描く』、四方田犬彦訳、書肆山田、2006年  2008年8月9日、パレスチナで最も著名な「抵抗詩人」マフムード・ダルウィーシュが逝去しました。67歳。  ダルウィーシュは、イスラエル建国前のパレスチナの地、ガリラヤ地方の村ビルウェで生まれましたが、この村は48年に破壊され、彼は「国内難民…
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書評専門誌で早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだ』をとりあげていただきました

 書評専門誌2つ、『週刊読書人』および『図書新聞』で早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだーー民族/国民のアポリア』(青土社、2008年)を取り上げていただきました。  週刊読書人(08年6月20日号)では、合田正人氏が、『イラン・パペ、パレスチナを語る』(柘植書房新社、2008年)とあわせて書評をしてくださいました。私自身…
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パレスチナ情報センターの書籍紹介コーナー、大幅リニューアル

 私も関わっているパレスチナ情報センターの書籍紹介コーナー「パレスチナ/イスラエルに関連する注目の書籍」が、管理人さんの手によって、大幅に刷新されました。        リンク:http://palestine-heiwa.org/books/  このサイトは、パレスチナ/イスラエル問題に関する総合的なサイトで、管理人さ…
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不在の/不可視のパレスチナ人から見直すシオニズムーー田浪亜央江『〈不在者〉たちのイスラエル』

田浪亜央江、『〈不在者〉たちのイスラエルーー占領文化とパレスチナ』、インパクト出版会、2008年  この田浪さんのルポルタージュは、イスラエル社会について日本語で書かれたもののなかで、最も鋭い観察と批判だと思います。  世間では、『ありのままのイスラエル』とかいう本当にしょうもない駄本が岩波現代文庫にまで入っていたり、あ…
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ユダヤ・ディアスポラの普遍化可能性に向けてーーボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』

ジョナサン・ボヤーリン、ダニエル・ボヤーリン(著) 『ディアスポラの力ーーユダヤ文化の今日性をめぐる試論』  赤尾光春・早尾貴紀(訳)、平凡社、2008年  (スキャナの関係で黄色っぽく見えますが、↑ 現物はもっと緑色に近いです。)  とうとう出ました、日本で初紹介となるボヤーリン兄弟のユダヤ・ディアスポラ論! …
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「無国籍者」から問い直す国家主権ーーバトラー/スピヴァク『国家を歌うのは誰か?』

ジュディス・バトラー/ガヤトリ・スピヴァク、『国家を歌うのは誰か?ーーグローバル・ステイトにおける言語・政治・帰属』、竹中和子訳、岩波書店、2008年  この本は、アーレントにおける「無国籍」問題を切り口に、理論的には、グローバル資本主義世界における国民概念や国家主権を問い直す、というもの。それにしても、バトラー&スピヴァ…
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パレスチナ人女性政治犯から考える「占領・ジェンダー・人権」ーー『Women in Struggle』

『Women in Struggleーーパレスチナ 占領・ジェンダー・人権を考える』(WiSEC、2008年)  この本は、ブサイナ・ホーリー監督のドキュメンタリー映画『Women in Struggleーー目線』(パレスチナ、2004年、56分)という映画の全国上映・監督講演会をきっかけに、京都の上映・講演会を主催した岡…
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早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだ』に対するいくつかの書評

 私の『ユダヤとイスラエルのあいだーー民族/国民のアポリア』(早尾貴紀著、青土社、2008年)に、いくつかの書評をいただきました。ほんとうにありがたいことです。  つい最近、細見和之さんが、『インパクション』163号で取り上げてくださいました。長文の書評で、多くの論点に触れてくださいました。  同号では、イスラエル建国に…
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徐京植さん、仙台での市民との対話

徐京植『秤にかけてはならないーー日朝問題を考える座標軸』影書房、2003年  本書の直接的な表題は、北朝鮮によるいわゆる「拉致」問題が公的に政治課題となった、02年9月17日の小泉訪朝以降の日本における言論状況を課題としています。とりわけ、日本人拉致を植民地時代における朝鮮人の強制連行と並べて、戦争責任・戦後責任を相殺して…
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「ユダヤ人」としてのアイデンティティを「国家」思想から引き剥がす思想形成の旅

ルティ・ジョスコヴィッツ『(増補新版)私のなかの「ユダヤ人」』(現代企画室、2007年)  この本には、人がどこかの国の「国民」であるとはどういうことかについて書かれてあります。私たちは自分のことを「日本人」だと信じてめったに疑いませんが、そうことは単純ではないのだ、ということをこの本は気づかせてくれます。  ルティさん…
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パレスチナ/イスラエルを語る画期的ナラティヴ――『イラン・パペ、パレスチナを語る』

イラン・パペ『イラン・パペ、パレスチナを語る  ――「民族浄化」から「橋渡しのナラティヴ」へ』   (ミーダーン編訳、柘植書房新社、2008年)  イスラエルのニューヒストリアンの旗手、イラン・パペによる日本講演集。また、日本語で最初の翻訳。  一方で実証史家として、1948年のイスラエル建国をシオニストによるパレス…
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イスラエル建国60年の思想的意味と「国民/民族」の行方ーー早尾貴紀『ユダヤとイスラエルのあいだ』

早尾貴紀、『ユダヤとイスラエルのあいだーー民族/国民のアポリア』、青土社、2008年 【一言コメント】  ちょうどイスラエル建国60年にこの本を出しました。  「ユダヤ人国家」とは何なのか、「パレスチナ問題」とは何なのかを、自分自身、根本から考え直そうと試みた一冊です。  たんなる現地ルポや時事論でもなく、あるい…
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