3月5日は梅木達郎さんの命日です

梅木達郎、『支配なき公共性ーーデリダ・灰・複数性』、洛北出版、2005年、他

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 2005年に梅木さんが亡くなってから5年が経ちました。ミシェル・ドゥギーの来日のお知らせもありましたし、まだまだ梅木さんの仕事は呼び起こされますし、実はこれからも梅木さんの残した翻訳が刊行されるのを待っているものがあります。生きていたなら、もっともっと大事な仕事をたくさん残しただろうにと、かえすがえすも残念です。

 この機に、梅木さんの主要な仕事を挙げておきます。
 なにはさておいても、梅木達郎『支配なき公共性ーーデリダ・灰・複数性』(洛北出版、2005年)。重要論集のテンコ盛りです。
 その前作となるのが、梅木達郎『脱構築と公共性』(松籟社、2002年)。アーレントとデリダを架橋する最初の試み。
 梅木さんの出発点でもあったサルトルを、デリダ以後から再読した、梅木達郎『サルトル――失われた直接性をもとめて』(NHK出版、2006年)
 梅木さんがこよなく愛し、そして最後のともとした、ジュネ。梅木達郎『放浪文学論――ジャン・ジュネの余白に』(東北大学出版会、1997年)
 翻訳も、ものすごくレベルの高い仕事を残しました。
◆ジャック・デリダ、『火ここになき灰』、梅木達郎訳、松籟社、2003年
◆ミッシェル・ドゥギー、『尽き果てることなきものへ――喪をめぐる省察』、梅木達郎訳、松籟社、2000年
◆ミシェル・ドゥギー、他著、『崇高とは何か』、梅木達郎訳、法政大学出版局、1999年
◆ルイ=フェルディナン・セリーヌ、『ノルマンス――またの日の夢物語II』、梅木達郎訳、国書刊行会、2002年

 この時期は、これらの本を手にしては、梅木さんの仕事に改めて感服すると同時に、死の不条理さを痛感します。

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支配なき公共性―デリダ・灰・複数性
洛北出版
梅木 達郎

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