ソウル、研究空間スユ+ノモにて「人文学にとって現場とは何か?」――金友子(編訳)『歩きながら問う』

金友子(編訳)、『歩きながら問う――研究空間〈スユ+ノモ〉の実践』、インパクト出版会、2008年

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 来週、東大UTCPのワークショップ企画で、ソウルに。
 直接自分が関わるのは、延世大学での企画、「政治的思考の地平」だが、その前日、研究空間〈スユ+ノモ〉でのワークショプ「人文学にとって現場とは何か?」にも参加する。

 ということで、本書『歩きながら問う』を紹介。
 高学歴ワーキングプア問題が世界中で問題になるなか、ソウルではひじょうに積極的な実践がある。
 博士課程は出たけれど、大学制度に常勤職は見つからないことが常態化し長期化している現実。
 スユ+ノモは、そういった研究者たちがつくり維持しているある種の「コミューン」的研究教育空間だ。
 制度に守られることの少ない世知辛い現代、低コストで相互扶助的に、いかに生活と研究を維持し、そして社会と繋がっていくのか、というラディカルな実践。知識と生活と運動を、いかに結びつけていくのか。
 日本の高学歴ワーキングプアたち(自分もその一人なわけだけど)も、否応なしに見習わなければならない試みだと思う。

 詳しくは、昨夏実際に訪れたUTCPの西山雄二さんの報告「「研究空間スユ+ノモ」の挑戦」も参照。

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