『けーし風』最新号ーー「沖縄の18歳に伝えたいオキナワ」

『新沖縄フォーラム けーし風(かじ) 第59号』2008年6月:特集「沖縄の18歳に伝えたいオキナワ」

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 私が定期購読している、沖縄から発信する雑誌です。毎号、触発されること、教えられることの多い雑誌ですが、今回の号も。
 編者の岡本由希子さんは「特集にあたって」でこう書きます。いまの10代の沖縄の子どもたちは、沖縄について、「学校でも教えてくれない、親や大人たちも語らない、だけど知りたい」、そういう気持ちを抱いている。ではいったい具体的に何を手渡すことができるのか、ということで特集を組まれたそうです。
 いまの教育制度のなかでは、小中高と12年通ったところで、学校は「地域から見た世界」について教えてはくれません。検定教科書で国家中心の、東京中心の教育しか得られません。それは沖縄でも大きくは変わらないようです。
 いやむしろ、国家中心の見方に反するものは意図的に隠されているということでしょうし、また、その長年の蓄積によって、現場の教員らの世代も同じ教育を無意識に反復するしかありません。

 でも、どこかで、学校の制度的な教育の外で、何かの「気づき」があるからこそ、ひとは必ずしも国家に盲従するのではない観点を手に入れます。そうでなければ、抵抗は生まれませんから。
 この特集号では、いろいろな執筆者たちが、それぞれ自分が18歳のときの経験から、あるいはいまの自分の仕事から、沖縄の若者、とくに高校を終えて、社会や大学へと進む18歳へ向けて語りかけています。一人一人、きっかけとなった出来事、出会った本や映像を紹介しながら、「気づき」を示唆しています。

 さて、本土にいる私は、どう沖縄に向き合い、そしてまた自分の学生や自分の子どもに、何をどう語りかけることができるのか、そういうことを考えています。

 なお、『けーし風』は、本土の一般書店では入手できません。ネット書店「BOOKS Mangroove」でお買い求めください。