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zoom RSS 在日朝鮮人文学の起源をあらためて探る、ヂンダレ研究会『「在日」と50年代文化運動』(人文書院)

<<   作成日時 : 2010/07/11 23:21   >>

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ヂンダレ研究会編、『「在日」と50年代文化運動ーー幻の雑誌『ヂンダレ』『カリオン』を読む』(人文書院、2010年)

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 不二出版から復刻刊行された『ヂンダレ・カリオン』(全3巻/別冊1)をもとにしたシンポジウムの記録に、さらに論考と資料を加えて一冊に。
 シンポは、復刻に当たった細見和之氏の司会のもとに、若い世代の研究者や詩人らが報告。そして雑誌を担った当事者である、金時鐘氏、鄭仁氏がレスポンス。時代・世代をまたぎ越えた対話の場が成り立ったことに、まずは感銘。
 また、在日二世が模索を始めた日本語による「在日朝鮮人文学」の起源が生々しく想起されています。
 『ヂンダレ・カリオン』から再録されている、詩と評論も充実。(でも、全体については、不二出版の復刻版をぜひ。)

I 【シンポジウム】いま『ヂンダレ』『カリオン』をどう読むか                       報告1 東アジア現代史のなかの『ヂンダレ』『カリオン』 宇野田尚哉
 報告2〈在日〉の「原初のとき」をたずねて  丁章
 報告3 『ヂンダレ』を声に出して読む  崔真碩
 コメント1 『ヂンダレ』の頃  鄭仁
 コメント2 「在日を生きる」原点  金時鐘
ディスカッション

II 『ヂンダレ』『カリオン』の詩人たち
 権敬沢という詩人  細見和之
 サークル詩運動とジェンダー --李静子の作品を読む  黒川伊織
 『ヂンダレ』における鄭仁--サークル詩と現代詩のあいだ 宇野田尚哉
 よみがえる記憶--金時鐘・幻の第三詩集『日本風土記U』を読む  浅見洋子
 「対関係」と「投壜通信」の精神  愛沢革

III 資料編
解題  宇野田尚哉
『ヂンダレ』『カリオン』創刊の辞
『ヂンダレ』『カリオン』詩作品抄
評論再録―『ヂンダレ』論争とその周辺


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