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zoom RSS 本人意思確認なしの脳死・臓器移植ーー恐ろしい社会の到来

<<   作成日時 : 2010/08/10 19:44   >>

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森岡正博、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』、勁草書房、2001年
立岩真也、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』、青土社、2000年


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 とうとう本人の同意なしの脳死・臓器移植が始まりました。とんでもない恐ろしい社会の到来です。
 まだ若い自分の子どもが突然の交通事故で瀕死の重体になっているまさにその直後、その瞬間に、臓器提供をしないか、と声を掛け決断を求める。移植に使える臓器は、「若くて新鮮な」ものでなくてはならない。年老いた肉体、病気の肉体からではなく。となると、若者の交通事故に「期待」するしかない。しかも、明確な拒否の意思表示が本人によって生前になされなければ、事故直後で動揺する家族を説得して、臓器摘出に踏み切れる、、、
 歯止めなどきかないでしょう。

 すでに法律が通ったときに、記事を出しておきましたので、そちらへのリンクを貼ります。

心底寒気を覚える脳死臓器移植法案可決という事態――森岡正博『生命学に何ができるか』

臓器移植法案可決に際して、自己決定/代理決定について考える――立岩真也『弱くある自由へ』、他

 この機に、ぜひ広く読まれてほしい。

【追記】
 もうさっそく意思確認なしの脳死臓器移植の二例目が出ました。しかも、前回は「家族との会話」ということが根拠として言われたが、今度はそれも一切なし。たんに、「移植を拒否することを明記した書類(意思表示カード)がなかった」ということだけで、「拒否する意思なし」と判断が可能になったという!
 とんでもない話です。

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