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zoom RSS この8月はこれを読もうーー高榮蘭『「戦後」というイデオロギー』(藤原書店)

<<   作成日時 : 2010/08/08 18:02   >>

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高榮蘭『「戦後」というイデオロギーーー歴史/記憶/文化』(藤原書店、2010年)

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 8月に入り、原爆投下の日を過ぎ、終戦/敗戦の日が近づきつつあります。65年が過ぎ、もう「戦後」という言葉さえも薄れているのか。そしてそれとともに、日本人の思考も短絡が進んでいるように思います。
 そんなときこそ本書を手に、暑い夏をじっくりと過ごしてはどうでしょうか。
 東大UTCPで知り合った高榮蘭さんが、博論をベースに単行本化。貴重な力作批評。著者は、光州事件を目撃している韓国人で、来日17年。

【内容紹介】
「植民地」は、いかに消費されてきたか?
 幸徳秋水、島崎藤村、中野重治や、「植民地」作家・張赫宙、「在日」作家・金達寿らは、「非戦」「抵抗」「連帯」の文脈の中で、いかにして神話化されたのか。
「戦後」が編成する「弱い日本」幻想において不可視化されてきた多様な「記憶」のノイズの可能性を問う。

はじめに――日本(語)の八月

第 I 部 戦後というバイアス
 第1章 幸徳秋水と平和的膨張主義
 第2章 『破戒』における「テキサス」

第II部 記憶をめぐる抗争
 第3章 戦略としての「朝鮮」表象
 第4章 植民地を消費する
 第5章 総力戦と『破戒』の改訂

第III部 戦後神話のノイズ
 第6章 文学と八月一五日
 第7章 「植民地・日本」という神話
 第8章 共闘の場における「女」たち

おわりに――『シンセミア』のかげの星条旗


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