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アンナ・ポリトコフスカヤ、『チェチェン やめられない戦争』、三浦みどり訳、NHK出版、2004年、ほか二冊 前二件の本紹介と合わせて、やはりアンナ・ポリトコフスカヤの本を。 ロシアのチェチェン侵攻を「国家テロ」であると、ロシア人としての責任感をもって、徹底して取材したジャーナリスト。そしてそれゆえに何度となく暗殺未遂を受け、しかしそれでも屈せず、旺盛な取材と執筆をやめなかったため、2006年10月に暗殺されてしまいました。いまだに真犯人は諸説ありながら闇の中。 ポリトコフスカヤについては、やはりチェチェン総合情報のなかのアンナ・ポリトコフスカヤ情報のページがいろいろ周辺情報も詳しい。 『チェチェン やめられない戦争』では、小さき市民たちの声を拾いつづけた。そして、ロシア政府がチェチェンに混乱をもたらし、介入の口実を得て、政争に使いつづけていることを告発。まさに政策的にもたらされている「やめられない戦争」。 『プーチニズム――報道されないロシアの現実』(NHK出版、2005年)で焦点を当てているのは、ロシア大統領(当時)のプーチンおよびプーチン政権を支えているもの。軍部、官僚、そしてそこに群がる人びと。プーチンとともに、プーチン体制、プーチン主義を担っているシステムがあり、結局その責任は、あきらかにロシア国民とそして国際社会にもあるということ。 『ロシアン・ダイアリー――暗殺された女性記者の取材手帳』(NHK出版、2007年)は、死後編集の遺稿。彼女が最期まで何を追いかけていたのか、そして何故に殺害されたのか。「著書」ではないため分かりやすい本ではないかもしれないが、国家にも心底疎まれるジャーナリストの真髄がここにある。 |
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