早尾貴紀:本のことなど

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zoom RSS オバマ政権、ガザ侵攻、そして現代史のなかの沖縄――『けーし風』62号

<<   作成日時 : 2009/04/08 12:31   >>

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『新沖縄フォーラム 〈季刊〉 けーし風(かじ)』第62号(2009年3月)
 特集1:オバマ政権と沖縄
 特集2:ガザが世界に問いかけているもの


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 沖縄発の季刊誌『けーし風(かじ)』の今号は、特集1が「オバマ政権と沖縄」、特集2が「ガザが世界に問いかけるもの――パレスチナと私たち」。今年のはじめから世界で注目を浴びた二つの出来事が特集となっており、そこから現代世界・現代史のなかの沖縄と日本を考える内容になっています。ぜひご購読を!

 まずは目次から。

〈特集1〉オバマ政権と沖縄
 ・特集にあたって 岡本由希子
 ・講演:オバマ政権と米軍再編 梅林宏道
 ・日米「グアム移転協定」締結と沖縄の課題
     対談:新崎盛暉×梅林宏道
 ・声明:ヒラリー・クリントン国務長官へ
   ――グアム移転協定に対する大学人・知識人の声明

〈特集2〉ガザが問いかけているもの
   ――パレスチナと私たち
 ・特集にあたって 若林千代
 ・ラジ・スラーニ氏への手紙 安里英子
 ・講演:パレスチナの歴史と現在、そして「対テロ戦争」
      板垣雄三
 ・ユダヤ人としてイスラエルのガザ攻撃と占領政策を批判する
   ――サラ・ロイさん来日講演 早尾貴紀
 ・〈パレスチナ・オリーブ〉生産者訪問記
   ガザ侵攻のなかで 皆川万葉

 このタイミングでしたので、僕のほうはサラ・ロイさんの来日講演をまとめて報告する記事を書きました。
 ガザ/パレスチナ/イスラエルについては、援助金をどんどん入れることで、結果としては占領体制が維持されているという構図そのものは、沖縄と共通する問題をかかえています。また今度の来日講演では、徐京植さんとの対談を入れることで、ポスト植民地的現代世界においてともに考えるべき問題へ視点を討議しました。
 板垣雄三氏の講演は、16ページにも及ぶもので、広範かつ濃密です。イスラエル建国に対する日本の歴史的責任についても言及されています。
 また、毎号のように掲載させていただいているパレスチナ・オリーブ通信、今回はタイミング・内容から特集のなかに入りました。

 特集1のほうは、オバマ新大統領就任で幻惑されずに、冷静にアメリカの軍事戦略のシフトを分析するもの。選挙勝利から就任直後まで、日本も含め世界が歓喜のなかで感覚が麻痺していたように感じます。しかし、日米共同の軍事戦略はそう簡単にはチェンジしません。ただ巧妙な「再編」が進むのみです。それを見逃さず、容認しないためにも、冷静な視点が必要です。

 これまでも『けーし風』を紹介してきました。今号もとても重要な特集です。ぜひご購読ください。
 『けーし風』59号「沖縄の18歳に伝えたいオキナワ」
 『けーし風』60号「歴史を語る磁場」

 購入は Books Mangoove で。

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