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zoom RSS サイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』(青土社)、緊急出版

<<   作成日時 : 2009/03/31 13:16   >>

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サイード・アブデルワーヘド、『ガザ通信』(岡真理+TUP訳、青土社、2009年)

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 12月末から1月中旬まで続いた、そしてその後も断続的に続くイスラエルのガザ地区攻撃のまっただなかから発信しつづけられた47通のメール。凄まじい空爆と陸上侵攻、理不尽に殺されていく近隣の人びとについて、生々しい言葉がつづられている。電気や水も途絶えがちになるなかで、ときおり繋がる電気とそのときに充電したバッテリーに頼って発信されつづけた。
 2月に入ってもこのメールは断続的に書かれた。なぜなら、イスラエルが「一方的撤退」を宣言したところで、上空を無人攻撃機が飛び回り、ときおり空爆があり、あるいは陸上侵攻がある。そしてなによりも、ガザ地区が封鎖された監獄であるという状況は何も変わっていないからだ。ガザに対する包囲攻撃は終わってなどいない。

 この一連のメールの発信者は、ガザのアズハル大学の英文科の教授、サイード・アブデルワーヘド氏。それがアラブ文学者の岡真理さんによって次々と翻訳されて、同時的に日本語でもMLで転送され、広まった。
 それを一冊の本として緊急出版。訳者・岡真理さんの解説と、攻撃直後に入ったジャーナリストによる写真が入っている。

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